CJ・LIGHT 株式会社

雑談…

排気ファン、清掃してますか?

「排気フィルターを定期的に交換してるから大丈夫!」なんて思っていませんか?
確かに排気フィルターの定期交換は必須なんですが、特に最近ボチボチと参上しつつある〔水性塗料〕、これが意外と厄介な代物で粘度もありファンの羽根に付着しやすいんですよね・・・。
塗料は高いわ、フィルターの寿命は短くなるわで、何のメリットも有りませんね(*´ω`)

まっ、そんな話はさておき排気ファンの正しい?清掃方法をアップさせて頂きます。
今回は今や一般的となったシロッコファンの清掃方法をアップしますね。
多分ご覧になられたら「こりゃダメだ!」と思われるでしょうが、最低限ここまでの工程に行かないと頑固なミストは除去できませんのでご確認ください。
基本的には排気ボックスを開けてファンの羽根部分を囲うケースを切開し、清掃するためのエリアを開口します。
羽根部分を傷つけないように丁寧に木製のスクレーパーの様な道具で付着したミストをそぎ落とします。
清掃が終わったら同素材の鉄板を加工し貼り付けますが、気密性は重要課題なのでコーキングは必至です。ビス止めだけではエアーが漏れて十分な排気が出来ません。

塗装ブースのバーナーについて・・

この時期になると決まってお客様から来る連絡は、「バーナーの火が着かない」とか「バーナーが失火してしまう」といったバーナー関係の問い合わせを多く受けましたが、一番ゾツ!とする電話でしたね。
塗装において乾燥が出来なければ商売あがったりですから緊急を要する事案になります。
ここでバーナーについての話題を記しますので参考になればお役立てください。

ここではバーナーの「釜」と呼ばれる部分の話ですが、基本的に「釜」は消耗品の部類になります、「釜」は給気ユニットの内部に存在しますので、殆ど目にすることは有りませんが、塗装ブースの中で最も重要な役割をする部分ですが、前述にあるように「消耗品」となりますので、いつかは交換しなければならない現実が起きてしまいます。
このバーナーが破損したか否かの予測できる症状を説明いたしますので参考にしてください。

1)バーナーの写真になりますが、この奥にステンレス製のドラム缶を横にしたような位置で「釜」が有りますが、この「釜」の中をめがけてバーナーの炎を燃焼させています。
釜内は密閉状態で燃焼した煤等は連結した排煙筒より外部に排出されます。(内部で燃焼した熱量だけを給気ファンによりブース内部に送り込む形となります)※関節加熱方式

2)天井ブースを見上げて給気チャンバーから熱風が吹き込む位置の下部フィルターが特に汚れている場合は釜の破損の確率は高くなります、その理由は構造的に排煙の煤がブース内部に混入する構造になっていないからです。

3)制御盤内にある冷却タイマーを待ちきれなくで冷却時間を短くするお客様がいますが、これは釜の劣化を早める行為で釜が破損するのを助長する行為となりますので決して行わないでくださいね。

※因みに釜の交換は給気ユニットの分解作業から始まりますので作業としては大変大掛かりになります、修理交換費用としては300万円前後の費用が掛かりますので認識ください。
釜の寿命を延ばす方法は定期的なフィルター交換やバーナーの定期的な清掃が一番の延命方法になります、寿命は?と聞かれると難しいですが、10年未満で壊れる場合もあれば30年以上問題が発生しないお客様も有ります。

以上、「お釜」の大切な話でした。
給気ユニットへの外付けバーナー
塗装ブース内、天井フィルター
制御盤内、「釜」冷却用タイマー
給気ユニット内の正常と異常の比較図

床上げ式塗装ブース仕様

乗用車用ブースもピット工事を行わずに設置する方法が有ります。賃貸物件等、将来転居が予想される物件に対してはピット工事不要の「床上げ式仕様」をお勧めします。転居の際には移設しピット式に変更も可能です。

ピットが掘れないお客様

賃貸物件にて大型自動車鈑金炉層を経営され塗装ブースの導入を考えていますが大家さんとの交渉でピットを掘ることに了解を貰えない会社は有ると思いますが、そんんな事案の解消事例を挙げさせていただきます。

〔メリット〕
1)ピット工事は一切不要です。
2)ブースの性能に支障は有りません。

〔デメリット〕
1)本体価格が10%程度アップします。
2)排気ダクトの本数が通常2本が6本に増えます。

その他床面にグレーチングが無いため作業者の疲労は軽減しますし、スプレーミストは壁面下部へと吸引されますので被塗物へのミスト被りを極力軽減します。
本体の設計に関しては弊社にて現場確認後、貴社工場に即した条件にて設計致しますのでOnly oneの塗装ブースを提供いたします。

鈑金処理台数のアップ!

BP工場経営者、管理責任者の方なら誰もが日々思っていることなのでしょうが冷静に考えればこういう事なんでしょうね、まずは今の現状を見直して改修するのかどうかを考えてみませんか?

初のイタリア(ボローニャ)アウトメカニカ

もうかれこれ10年以上前になりますが、イタリア(ボローニャ)のアウトメカニカに訪問致しました。
これは株式会社栗田工業さんが定期的にアウトメカニカへは数人の社員を連れて社員教育の一環も兼ねて訪問されており、私もお誘いいただきまして同行させていただきました。
この時が初めてのITALYですが、それがハマってしまいそれからは個人的にも2度訪問しています、本当に素晴らしい国ですよ!

この時は確か7泊9日くらいでしたかね?「ローマ、フィレンツェ、ボローニャ、ミラノ」と訪問し栗田工業の取引先の知人の方に紹介いただきITALYの自動車鈑金屋さんにも数件セッティングいただきました。まぁこれが本当の切っ掛けで海外の鈑金というものに興味を持ち始めましたね。

アウトメカニカの展示会の感想は日本のそれとは大きく異なり、とにかく規模が半端ないというイメージが残り、ブースメーカーも当時は10社くらいは有りましたね、とにかく1日では完全にみることは出来ない会場ですね。もうその頃から塗装ではなくラッピングというものを展示実演してましたね。
多分、一番イタリアの自動車補修業界が盛んな時期だったのではと思います。